Day0 ワインを置かないワインバー
どうも、生意気なことに定評のあるたかてぃんです。
時は3月18日。僕が旅に出る前日のことだ。
まずはこの写真を見てほしい。
幡ヶ谷にあるバーである。
僕は1週間ほど山梨の実家でくそニート生活を送っていたわけだが、その間ほとんどワインを口にしていなかった。
ワインを欲していた。僕はただワインを欲していたのだ。
ああ飲みたい、ワインが飲みたい。
ワ イ ン が 飲 み た い
気づいたら僕は高速バスに飛び乗り、友達の家に荷物を投げ捨て、ここに立っていた。
そしてワインリストに並ぶ数多のワインの中からまるで宝探しをするかのようにお気に入りのものを選びだし、浴びるように飲む…
…そうであったらハッピーエンドなのだが、ここのバー、ハウスの赤と白しかなかった。
もう一度言う、
ハウスの赤と白しかなかった。
店名にCave de vinとついているのに…
しかもラングドック…まあおいしかったけど…
店長をやってるママに深く話を聞くと、どうやら昔は村名ブルゴーニュなんかも置いていたらしい。ただ幡ヶ谷の人には需要がないそうだ。少し寂しそうだった。
今年で店を畳んで別のとこに出すんだってさ。
それはそうと、そこで日本ワインの話になった。一緒にいたお客さんは日本ワインをジュースみたいと言っていた。いつの話だそりゃ。
ママは日本は無理してワイン作らなくていい。ぶどうのままで美味しいんだから。と言っていた。妙に納得できる部分がある一方で普通に悔しい。
ただ一般的にそういう感覚なのだろうか。世間は海外のワインだけで事足りてるのだろうか。
まぁ要するに僕が言いたいのは、